ここでは、キャッシュフロー改善の4大原則 をご紹介します。
原則を理解すれば、自社に最適なキャッシュフローの改善方法を見つける助けになるはずです。
原則1 キャッシュイン 出来るだけ多く
残念ながらこの国には、商品の販売には熱心だが代金の回収はいい加減な会社が多数存在します。
入金されない売上など意味がありません。
あなたの会社にも未回収の債権があるのではないでしょうか!!
売上 = キャッシュ・イン
という短絡的な発想を外せば、キャッシュフローを最大化する様々な手法 に気が付くことが可能です。
原則2 キャッシュイン 早くが鉄則
自社にとってよい条件で取引する業者 と、資金繰りの面で最低の条件で取引している業者 では明らかに差が出ます。
商品の仕入代金を支払う前に注文を取り前金で売上代金をもらうシステムで動く限り、資金が枯渇することはありません。
現実にこうした収支モデルを実現することは難しいと思われがちですが、実際に実現している会社もあることを忘れてはいけません。
原則3 キャッシュアウト 極力少なく
『 キャッシュアウトは、充分に少なくしている! 』
という方も、節税や相見積、仕入れの価格交渉から無謀な投資など 様々な具体策を検討してください。
あなたが厳しい競争に晒されているということは、仕入先も同様の状況にあるはずです。
競争環境も逆手にとって有効に活用にすれば、今よりもキャッシュ・アウトは減らせる余地 があるはずです。
原則4 キャッシュアウト 出来る限り遅く
あなたは支払う側の イニシアチブ を有効活用しているでしょうか!!
やはり事業パートナーである仕入先や外注先に迷惑をかけては、事業自体がうまく回らないというリスクがあると思います。
しかし、取引先の支払を遅くするということは、銀行借入の場合の金利分だけ 自社にメリットがある ことは忘れてはいけません。
髙野陽平
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