世の厳しい社会環境の中、存続し発展することのできる 「 経営者 」 とは、一体どのようなことができる人なのでしょうか!
少なくともこの3つのことができる人が 経営者 であると考えます。
◇ 方向性を示せる人
◇ 環境に適応できる人
◇ 責任がとれる人
第1に 「 方向性を示せる人 」
たとえば、5年後の会社の姿がしっかり描けていて、「 事業領域(ドメイン)」「 事業規模 」 を社員に明示できることが経営者の役割です。 さらに、常に上昇志向での方向性を示すことが必要となります。
もし、現状維持でいいと考えている 経営者 は後退を意味します。
なせなら、仕事をする人もお客様も経営環境も 常に変化し成長していく からです。
方向性を示すには、会社の現状と取り巻く環境を踏まえて最善の策を考え出すという 戦略的思考 を常に持ち続ける必要があります。
第2は 「 環境に適応できる人 」
「 これが不足しているからできません。これとこれが整えばできます。 」 と言う従業員はどこの会社にもいます。
そのような愚痴や言い訳を言うことができないのが、経営者なのです。
どんなに立地条件が悪かろうと人材が不足しようと経営環境が悪化しようと、限られた条件のもとで企業目的を達成しようとする人が 経営者 と呼ばれるのです。
だから経営者は 環境適応業 とまで言われるのです。
できない理由を探すのは簡単でも、できる理由を作るのは並大抵ではありません。
第3は 「 責任がとれる人 」
もし、会社の経営が悪化していて、役員報酬も何ケ月も取らず従業員の昇給を行い、家屋敷を担保に入れ、大学生の子供まで連帯保証させて、挙げ句に会社倒産となってしまったら 経営者 は生活どころか人生そのものが急変します。
従業員との決定的な違いはここにあるのではないかと思います。
従業員のように簡単に辞めるわけにはいかないのです。10人の従業員を抱える経営者の双肩には家族も含めて約40人の生活がかかっており責任は重大です。
余談ですが、給料を払い続け、債務保証をし、業績を維持し続けなければならない 経営者の役員報酬が意外に少ない ような気がします。
いずれにしても、最高責任者としての責任がとれる人が 経営者 です。
しかも、人に仕事を任せた上で責任をとれる人が 上級経営者 と言われます。
髙野陽平
最新記事 by 髙野陽平 (全て見る)
- 【用語解説集】ディレクションって何ですか?? - 2018年5月25日
- 時間との向き合い方|パート③ 弱点を理解した決意こそ【優先順位を確立】させる最短方法 - 2017年5月30日
- 時間との向き合い方|パート② 重要事項の順序を決める【スケジュール】の作り方 - 2017年5月29日